私の資産形成 資産形成の考え方

アッパーマス層、準富裕層、富裕層、そして…世帯別の金融資産保有額と階層について

資産形成は自分のペースで進めるしかないとわかっていても、他人と比べて自分がどの位置にいるのか知りたくなることもあります。

そんな時は、行政やシンクタンクが公表している調査レポートが参考になります。

この記事では、野村総合研究所が公表した「日本における純金融資産保有額別の世帯数と資産規模」についてまとめました。

ご参考 野村総合研究所、日本の富裕層は127万世帯、純金融資産総額は299兆円と推計

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保有資産規模と世帯数

ここでの(純)金融資産とは、預貯金、株式、債券、投信、保険などの金融資産の合計から、負債の合計を引いて定義されます。

時価を客観的に評価することが難しい土地や不動産、美術品などの資産については、ここでの金融資産に含まれないようです。

調査においては、金融資産が3,000万円未満のマス層から5億円以上の超富裕層まで、各世帯は以下の5つの階層に分類されます。

分類金融資産世帯数
超富裕層5億円以上8.4万世帯
富裕層1億円以上
5億円未満
118.3万世帯
準富裕層5,000万円以上
1億円未満
322.2万世帯
アッパーマス層3,000万円以上
5,000万円未満
720.3万世帯
マス層3,000万円未満4,203.1万世帯

出所:野村総研研究所

2013年以降の景気拡大による株価上昇により、2000年の同調査開始来で富裕層と準富裕層の世帯数は過去最高を記録しています。

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金融資産の分布

分類の世帯分布は数字だと少しイメージしづらいですが、グラフにすると一目瞭然です。

出所:野村総研研究所

▲ グラフは、円の面積が各分類の世帯数に対応したバルーンプロットです。

こうして見ると、1億円以上の金融資産を保有している富裕層〜超富裕層は、世帯全体のほんの一部であることがわかります。

一方で、金融資産が3,000万円以下のマス層が中心ではありますが、3,000万円以上〜5,000万円未満のアッパーマス層も一定数います。

年収が相対的に高い世帯や夫婦共働きの世帯が自助努力で到達する点がアッパーマス層であるのかもしれません。

このように考えると、マス層からアッパーマス層へ移ることが、資産形成の1つのマイルストーンであると言えそうですね。

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貯金だけで何年掛かる?

労働収入から貯金をして資産を積み上げた場合、各階層にたどり着くまで、どれぐらいの時間が掛かるのかを確認してみましょう。

階層 \ 月5万円10万円20万円30万円40万円50万円
アッパーマス層50年25年13年8年6年5年
準富裕層83年42年21年14年10年8年
富裕層167年83年42年28年21年17年
超富裕層833年417年208年139年104年83年

実際には、勤続年数が長くなるにつれて年収が上がっていく傾向があるため、最初から一定のペースで貯金ができる訳ではありません。

就職から定年までが約40年間だと考えると、アッパーマス層で月5万円以上、準富裕層で月10万円以上、富裕層で月20万円以上のペースが求められます。

毎月手取りの3割を貯金に回すと考えれば、アッパーマス層で世帯年収200万円以上、準富裕層で400万円以上、富裕層で800万円以上が必要でしょうか。

これらを実現可能と見るか実現不可能と見るかは世帯の状況によってそれぞれ違うと思いますが、1つの参考にすることはできます。

投資や節約によって資産形成を効率的に行うことも可能ですので、それぞれが目標とする資産額に到達できように頑張っていきたいですね。

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