2019年8月の最終週、長期休暇を利用して伊勢志摩旅行に行ってきました。
旅行中に宿泊したのは、2016年に開催された伊勢志摩サミットの会場としても知られる歴史あるホテル 『志摩観光ホテル』です。
志摩観光ホテルは、敷地内に『ザ クラシック』と『ザ ベイスイート』の2つのホテルがありますが、今回はザ クラシックに宿泊。
この記事では、英虞湾の美しいリアス式海岸と伊勢志摩の美味しい食材を楽しむ、大人の休日にふさわしいホテルについてご紹介します。
交通アクセスと旅行の費用

出所:Google マップ
▲ 私は東京駅から、新幹線と電車を乗り継いでホテルがある賢島(かしこじま)駅まで向かいましたが、4時間は電車に乗ることになります。
朝一で東京駅を出発し、伊勢神宮で途中下車したため長く感じませんでしたが、移動中の過ごし方も考えておくといいかもしれません。
▼ そして、東京から伊勢志摩への2泊3日の旅行で掛かった主な費用が以下の通り。
- 新幹線代(東京⇆名古屋):20,720円
- 電車代(名古屋⇆賢島):3,940円
- ホテル代2泊(朝食付き):24,600円
- 夕食代(ホテル):21,648円
- 合計:70,908円
お盆の時期を過ぎていたためホテル代はそれほど高くありませんでしたが、往復の交通費が結構掛かりました。ここは必要経費ですね。
一方で、ホテルのレストランで食べたフレンチ代は節約可能。私はこれが伊勢志摩旅行の目的の1つだったので、ここに予算を掛けました。
その他、食事やお土産などの出費も含めて、総費用は8万円〜9万円ぐらいだと思います。これぐらい予算があれば十分贅沢な旅行になります。
コンフォートツイン(朝食付き)
観光で訪れた伊勢神宮に夕方まで滞在したため、賢島駅に着いたのは19:30過ぎでした。19:05までは駅からの送迎バスがあります。
駅周辺に建物がないため道は真っ暗でしたが、歩ける距離なので歩いてホテルに向かうことに。到着すると温かく出迎えてくれて一安心です。
ホテルの客室は、シンプルなツインルームです。志摩観光ホテルならではの特徴としては、どの部屋からでも英虞湾の景色が眺められます。



▲ 部屋のインテリアは暖色系でまとめられており、落ち着いた雰囲気。化粧台の前のスペースがあり広かったのですが、帰り際にチラッと見えた感じ他の部屋はもう少し狭そうでした。


▲ トイレとお風呂は一体型の客室です。綺麗に手入れされているのでそんなに気になりませんが、設備は少し古いかなという印象。
大浴場を利用するから問題ないと思いきや、『ザ クラシックには大浴場がない』です。これに私はホテルを訪れるまで気が付きませんでした。
ホテルの宿泊者は、割引価格の送迎付きで『賢島宝生苑』の温泉を利用できますが、着替えて移動するのも少し手間です。
お風呂にこだわる人は、ホテル代は上がってしまいますがザ ベイスイートを選んだ方が満足度は高いかもしれません。

▲ アメニティについては、真珠で有名な伊勢志摩としてミキモトのアメニティが採用されています。しっとりして洗い心地は良かったです。
志摩観光ホテルの魅力
実際に宿泊してみて経験した志摩観光ホテルならではの魅力について、3つのポイントをご紹介したいと思います。
ホテルに着いたら外に出ないで落ち着いて過ごす...そんな大人の休日を過ごしたい方にお勧めのホテルでした。
英虞湾の美しいリアス式海岸
最初にご紹介する魅力は、英虞湾(あごわん)の美しいリアス式海岸の景色です。
客室、レストラン、ラウンジ...ホテルのどこにいても、海と木々に囲まれた美しい景色を楽しみながら、ホテルでの時間を過ごすことができます。
ホテルの食事や施設は都心のホテルでも再現することができますが、この景色だけは伊勢志摩まで来なければ見ることができませんね。

▲ こちらは向かいにあるザ ベイスイート屋上からの景色。建物など遮るものがなく、美しい自然の景色が遠くまで続いています。

▲ こちらは、ザ クラシックのラウンジからの景色。滞在中は雨が降っていましたが、バルコニーで景色を眺めながらくつろぐこともできます。

▲ 最後は、ザ クラシック屋上からの景色。チェックアウト前には綺麗に晴れてくれました。時間と共に変化する景色もいつか楽しみたいです。
伊勢志摩の食材を活かしたフレンチ
続いてご紹介する魅力は、伊勢志摩の食材を活かしたフランス料理です。
ホテル内にある『ラ・メール ザ クラシック』は有名なフレンチレストランであり、ここでの食事を目的にホテルに宿泊する方も多いと思います。
料理の内容や価格はお値段はコースによって多少変わりますが、私は『餐』コースを選びました。

▲ レストラン内の窓際席で夕食。あいにくの曇りでしたが、晴れていれば夕方からの景色の変化も楽しめます。



▲ 前菜からスープまでの流れ。フレンチは味が濃くて合わないこともありますが、どれも上品で美味しく頂けました。

▲ メイン料理の1つである伊勢海老のソテーです。伊勢海老は見た目も豪華ですが、ジューシーで食べ応えがあります。

▲ もう1つのメイン料理である、アワビのステーキ。こんな大きなアワビを食べたのは人生初でしたが、シンプルな味付けで美味しかったです。

▲ 最後に、デザートとコーヒーでコースは終了。ディナーではもう1つ上のコースもありましたが、個人的にはこれで十分満足でした。
サミット開催ホテルとしての展示
2016年に伊勢志摩サミットの会場となった志摩観光ホテルには、当時利用された設備が記念として残されています。
ホテル内にあるこれらの展示をまわって歩くいるだけでも、午後のちょっとした散歩として十分楽しむことができます。

▲ 首脳陣が会議の際に着席したテーブルとイス。実際に偉くなった気分で、イスに座った記念撮影をすることも可能です。



▲ 首脳陣が記念撮影をしたホテル内のスポットはフレームもそのまま残っています。撮影用のカメラ置き場もあり、定番の撮影スポットですね。

▲ 当時、サミットにおいて配られた記念品や首脳陣のサインなどが展示されています。これだけでも伊勢志摩の溢れる魅力が伝わります。
まとめ
オバマ大統領など世界の首脳陣をおもてなししたホテルということだけあって、ホテル周辺の自然環境や料理はどれも最高でした。
ラウンジ、ジム、プールなどの共用施設も充実しているので、何もしないをして過ごすのにはこれ以上ないホテルです。
都心の喧騒から離れて休暇をゆっくり過ごしたいという方は、ぜひ一度志摩観光ホテルへの宿泊を考えてみてはいかがでしょうか。
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